CEO就任挨拶 | SUSE Communities

CEO就任挨拶

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5月1日にSUSE CEOとしての初日を迎えたことを大変うれしく思っております。
私がこの業界に入った当初から、SUSEは、オープンさ、革新性、そして卓越性の代名詞でした。私は、SUSEで働く皆さんを常に評価し、賞賛してきました。

SUSEは30年以上にわたってLinuxのリーダーとして知られてきましたが、今日、弊社はエンタープライズコンテナ管理とエッジの分野で新たな境地を開拓しています。弊社のテクノロジーによって、世界で最も影響力のある企業が、データセンターからクラウド、エッジ、そしてその先まで、あらゆる場所でイノベーションを起こすことができるのです。

 

オープンソースを核に

オープンソースは、常に私の人生の大部分を占めてきました。SUSEのコミュニティへの貢献やベンダーロックインがないこと、社内外を問わず会社の運営に透明性を持たせていることなど、あらゆる面でオープンソースは存在しています。SUSEのオープン性へのコミットメントは、現代に不可欠なのです。

オープンソースは、私のキャリアである前に、私の情熱でした。私は根っからのエンジニアでしたが、さまざまな役割を担ってきました。ただ、今でも週末になるとコーディングをしますし、エンジニア魂を持ち続けています。現在は、キッチンのブラインドを自動化するためのより良い方法を研究しているところです。

私の職業人生は、オープンソース開発が世界の進歩を後押しするという信念によって定義されてきました。オープンソースの実績を見れば、私の信念は間違っていなかったことがお分かりになるかと思います。最近の技術革新の中心がオープンソースであることは、決して偶然ではありません。私は、アイデアを共有すること、つまり創造性をプールすることが、すべてのイノベーションの秘訣であると確信しています。成功は、共有されたときに最も美味しく感じるものなのです。

コラボレーションの文化

アイデアをオープンに共有することは、私たちの創造性を高め、イノベーションを促進します。私は、キャリアを通じて、ビジネスやグローバルチームの構築に携わってきました。そして、オープンであること、透明性があること、ダイレクトであることは、私の指導方法の中心となっています。

優れた企業文化は、メリトクラシー(能力主義)であり、創造性が報われ、違いが賞賛され、最高のアイデアを持つ人々がイニシアチブのオーナーとなる権限を与えられているところに根付きます。もちろん、リーダーが主導を握り、決断をしなければなりませんし、必要であれば皆さんにサポートをお願いしますが、私は、すべての人のアイデアに居場所がある環境が重要だと信じています。私はSUSEでそのためにたたかいます。

私はSUSEで、耳を傾け、学び、会話をし、さまざまな視点を吸収するために存在するのです。

共に進化する

オープンソースの開発モデルは、私たちの周りで起きている指数関数的なイノベーションを推進し続けています。SUSEは、高度なセキュリティとビジネスクリティカルな環境向けに最適化された製品とサービスによって、このイノベーションをお客様に提供するユニークな立場にあります。

SUSEの良さを保ちつつ、より良いものにするために勇気をもって挑戦することが必要です。SUSEの背後には、30年の歴史があります。次の30年、そしてその先の可能性は計り知れないものがあります。同僚、お客様、コミュニティ、パートナーとともにSUSEの物語の一部となることを光栄に思います。

私たちは共に、永続的なインパクトを与えるチャンスを手にしているのです。私たちはアジャイルでなければならず、進化することを恐れてはなりません。野心的でなければなりませんし、大胆でなければなりません。

初日、そしてこれからを想像し、私はとても興奮しています。

DP

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