LOTポーランド航空、SLESとSUSE Managerの導入で、更に低予算で、更に高く飛躍!
LOTポーランド航空(LOT)の旅客数は毎年約30%増加しており、急速に拡大するビジネスを支えるシステムの構築が急務でした。柔軟性を向上し、ビジネスの成長に伴いコストも増加するという比例関係を打破するために、Red Hat Enterprise SupportからSUSE® Linux Enterprise Server with Expanded Supportに移行しました。その結果、OSのサブスクリプション料金を50%削減し、長期の総所有コスト(TCO)を約30%削減することに成功しました。さらに、SUSE Managerを導入することで、管理作業の負荷も削減することができました。
LOT会社概要:
LOTポーランド航空はポーランドの大手航空会社で、中央ヨーロッパ・東ヨーロッパと世界各国の90都市を繋いでいます。この地域の航空会社では唯一、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、トロント、シンガポール、北京、東京、ソウルに直行便を運航し、すべての長距離便では最新のボーイング787ドリームライナー機を運航しています。

ITシステムの課題:
LOTは急速な成長を遂げています。去年、旅客数は500万から700万に急増しました。次の目標は900万人です。LOTによる旅行を、安全、正確、便利で経済的なものに維持するためには、ITシステムの規模も拡張させる必要がありました。
インフラストラクチャが毎年約30%拡張するにつれて、ソフトウェアライセンスと運用管理の両方のコスト急増に直面しました。同社では、スケジューリング、発券、運行計画、予算管理などの主要システムを事実上すべてLinuxで稼働しています。そこで、既存のOSベンダーと交渉して、よりシンプルで拡張性の高いサブスクリプションモデルを提案するよう依頼しました。
LOTのITシステム管理者マレク・トルシュコフスキ(Marek Truszkowski)氏は次のように振り返ります。「Red Hat Enterprise Linuxのサポート費用は急増しており、そのモデルは複雑で柔軟性がありませんでした。ポーランドで利用しているベンダーサポートの質についても懸念がありました。」
ソリューション:
LOTは、パートナーであるSoftGen社の協力を仰いで、TCOを削減し成長を継続させるための柔軟なプラットフォームへの移行を決断しました。こうした中、SUSEは、低価格のサブスクリプション料金と仮想インスタンス数の制限撤廃を提案しました。さらに、従来のOSよりも低料金で既存のLinuxインスタンスを完全にサポートする提案もしました。
「SUSE Expanded Supportへの最初の移行により、サブスクリプション費用が50%削減されました。」とトルシュコフスキ氏は述べています。「SUSEの価格体系はシンプルで明快です。無制限の仮想マシンを実行できるため、もはや当社の成長に比例して費用が増加することはありません。」
LOTが使用する航空アプリケーションの中には、Red Hat Enterprise Linuxでのみサポートされるものがあるため、Linuxの環境全体をすべてサポートできるSUSEの機能が不可欠でした。トルシュコフスキ氏は、「現在、国内においてL1とL2のサポートをポーランド語で受けることができるため、Linuxベースシステムを常に完璧な状態に保つことが可能になりました。」と述べています。
LOTは、SoftGenの支援を受けてSAP ERPと、PostgreSQL、Oracle、MongoDB、MySQLなどのデータベースを含むシステムの大部分をSUSE Linux Enterprise Serverベースに移行しました。さらに、SUSE Linux Enterprise High Availability Extensionを追加することで、PostgreSQLの重要なインスタンスをクラスタ化しました。
「SoftGenの素晴らしい仕事のおかげで、移行はスムーズかつ迅速に完了しました。」と、トルシュコフスキ氏は語っています。「SUSEの傑出したサポートサービスにより、いくつかの小さな問題は素早く解決されました。」
LOTは、2つのデータセンターと500台のサーバ(物理サーバと仮想サーバ)を管理しているため、IT管理の作業負荷を軽減する方法を求めていました。そこで、SUSEとRed Hatの両ディストリビューションを処理するためにSUSE Managerを採用しました。
「SUSE Managerを導入するのにわずか2週間しかかかりませんでした。パッチ管理と報告書の作成時間と労力が劇的に削減されました。」とトルシュコフスキ氏は語ります。
結果:
SUSE Linux Enterprise Server with Expanded Supportを導入して以来、LOTはサブスクリプション料金を半減し、OSの無制限仮想インスタンスを実行する柔軟性を得ることができました。ビジネスが成長するにつれて高価になるOS料金を支払うことがなくなったことで、LOTは、LinuxのTCOが30%低くなると見積もっています。
「SUSEのライセンスモデルは、当社の成長目標の達成をしっかりと支えてくれています。」と、トルシュコフスキ氏は述べます。「OSの柔軟性が大きなメリットです。また、グラフィカル管理ツールのYaSTのお蔭で、サービスを明確かつ容易に設定することができるようになりました。」
SUSE Managerを使用すると、パッチ適用に要する時間と労力を節約できます。これは、特にPCI-DSS準拠が要求されているシステムで役立ちます。このソリューションにより、大規模な仮想環境におけるOSのアップグレードも容易になり、管理者は単一のコンソールから両方のLinuxディストリビューションを管理できるようになります。
※この記事はThat’s your LOT RH – Polish Airlines Flying high, budgeting low with SLES and SUSE Manager!!の抄訳です。
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