SUSE、パートナーソフトウェア認証「SUSE Ready」を拡大、SUSE OpenStack CloudとSUSE Enterprise Storageも対象に

November 22, 2016


SUSEソフトウェアでの認証プログラムの拡大により、顧客はベンダーの囲い込みを回避し信頼できる最適なソリューションを利用したソフトウェア定義型DCの構築が可能に

WASHINGTON (SUSECON 2016)

SUSE®は本日、同社のアプリケーション認証プログラム「SUSE Ready」を拡大し、SUSE OpenStack CloudSUSE Enterprise Storageをプログラムの対象とすることを発表しました。「SUSE Ready」はこれまで、SUSE Linux Enterpriseのパートナーと顧客企業に長きにわたってメリットを提供してきました。同プログラムは、パートナーのソリューションをSUSEのソフトウェア環境で相互に試験し、信頼できるものであることを認証するものです。これにより顧客企業は、単一ベンダーの囲い込みを回避して、自社のビジネス要件に最適なサードーパーティ・ソリューションを互換性とサポートの信頼性を確認して利用できるため、安心してソフトウェア定義型インフラストラクチャを構築できます。

SUSEのクラウド/ソフトウェア・アライアンス担当バイスプレジデントであるナジ・アルマームード(Naji Almahmoud)は、次のように述べています。「オープンソースクラウドおよびストレージ・ソリューションの普及に伴い、お客様に各種ソリューションを最適な組み合わせで導入していただき、俊敏性、拡張性、コスト効率の要件を達成するには、強力なパートナーエコシステムが不可欠です。お客様は自社のミッションクリティカルなワークロードにおいて、ベンダーの信頼性確認とエンタープライズ・サポートを必要としています。『SUSE Ready』によって、独立系ソフトウェアベンダーは、自社のアプリケーションがSUSEの製品とソリューションに正式に認証されていることを示すことができます。」

パートナー企業は「SUSE Ready」プログラムによって、自社のソリューションとは関係性の低い試験基準に縛られることなく、ソフトウェアの対応を自身で実証できます。これまで多数のソフトウェアおよびハードウェア・パートナーが、「SUSE Ready」プログラムを通じ、SUSE Linux Enterprise Serverに対する自社ソリューションの対応を実証しており、「SUSE Product Software Catalog」には現在、1,500社以上のパートナーと7,000種類以上の製品が登録されています。

Midokura社のCEOであるアントニオ・J・エスピノサ(Antonio J Espinosa)氏は、次のように述べています。「Midokuraは、SUSEと強力なパートナーシップを構築しています。MidoNetの『SUSE Ready』認証によって、当社のお客様には、私たちがSUSE OpenStack Cloud環境で試験を行い、パフォーマンスを保証していることをご理解いただいた上で、MidoNetを安心して導入していただけます。MidoNetは、本番環境でのOpenStack向けSDNへの近道となります。MidoNetユーザーは、MidoNet Managerによって高度なダッシュボードを活用し、トラフィックの全体像を把握できます。」

SUSE OpenStack Cloudは、IaaS(Infrastructure-as-a-Service)プライベートクラウドの構築においてエンタープライズ仕様の技術を提供しており、顧客企業はITリソースの自動プールにアクセスして、自社のデータセンター内でアプリケーションとワークロードを効率的に開発・実行できます。Ceph技術をベースとするSUSE Enterprise Storageは、市販のサーバとディスクドライブを使用するソフトウェア定義型ストレージ・ソリューションであり、企業のストレージニーズの進化に迅速に対応する上で欠かせない各種ツールを提供します。

今回新たに拡大された「SUSE Ready」プログラムについての詳細は、suse.com/partners/suse-readyをご覧ください。

<SUSEについて>

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。

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