SUSE、ダウンタイムに関する調査結果を発表 ゼロダウンタイム達成への意識と、対策のギャップが浮き彫りに

September 18, 2014


大半の企業では、ハードウェア、アプリケーション、OS機能のアップグレードを通じ、ダウンタイムの削減に取り組んでいることが判明

Nuremberg, Germany

SUSEは本日、企業のダウンタイムに対する意識調査の結果を発表しました。これはSUSEが調査会社に委託し、105人のITプロフェッショナルを対象に行った調査です。本調査によると、ITプロフェッショナルの4分の3近くは、自社のITシステムにおけるゼロダウンタイムの達成を重要な目標として認識しています。しかし89%が自社の最も重要なワークロードでダウンタイムが発生すると予測しており、企業のゼロダウンタイムへのニーズと実態のギャップが浮き彫りになっています。

その一方で、回答者の過半数(54%)は、1年以内を目処に、システムのダウンタイムを大幅に削減する戦略を遂行中であると回答しています。さらに17%は、ダウンタイム削減の戦略自体は存在しているものの、まだ導入には着手できていないという状況でした。ダウンタイムを大幅に削減するための具体策としては、ハードウェア(55%)、アプリケーション(42%)、OS機能(34%)のアップグレードや変更が挙げられています。

SUSEのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるラルフ・フラクサ(Ralf Flaxa)は、次のように述べています。「システムのダウンタイム、特に予期せぬダウンタイムは企業の成長の足かせとなり、生産性が低下し減収を招くなど、あらゆる業界・規模の企業に悪影響を及ぼします。CIOとITプロフェッショナルは、ダウンタイム削減の必要性を認識しており、同じくダウンタイムをゼロに近づけるというミッションを掲げるソフトウェア/ハードウェアベンダーと協力する必要があります。」

予期せぬダウンタイムを削減する手段としては、HA(高可用性)クラスタなどの冗長構成の活用(51%)、スナップショットとロールバック機能(35%)、OSのアップグレード(32%)が挙げらています。想定内のダウンタイムを削減する手段としては、スナップショット/ロールバック(51%)、パッチツールの改善(40%)、ライブパッチ(36%)が挙げられました。

その他の主な調査結果は、次の通りです。

  • 企業がビジネスクリティカルと認識する重要なワークロードは、電子メール、仮想ホスト、Webサーバという回答が多く、これに僅差で、回答者が属する業界特有のワークロードが続きました。
  • その一方で、ダウンタイムの脅威に対して脆弱なため、保護すべきワークロードとして挙げられたのは、業界特有のワークロード、仮想ホスト、Webサーバ、ERPで、これらワークロードが与える全社的な影響によるものだと推測されます。
  • 回答者の4分の1近くは、最も脆弱でリスクにさらされているワークロードはWebサーバであると回答しています。
  • 回答者の大半は、1カ月または四半期ごとに、自社の最も重要なワークロードにおいて、計画停止を予定しています。
  • 回答者の80%が予期せぬダウンタイムを経験しており、頻度は平均して1年に2回以上です。
  • 予期せぬダウンタイムの発生原因は、技術的な障害が圧倒的に多くなっています。

今回の調査は、ITプロフェッショナル105人を対象に行われました。調査結果の全文は、suse.com/attainingzerodowntime (英語)でお読みいただけます。エンタープライズ向けLinuxのゼロダウンタイムのメリットについての詳細は、suse.com/zerodowntime (英語)をご覧ください。

SUSEについて

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細についてはsuse.comをご覧ください。

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