SUSE、it-novum社のopenATTICストレージ管理資産を買収、ソフトウェア定義型ストレージ市場でのさらなる成長を目指す

November 8, 2016


SUSE初の技術買収を実施、内部成長を促進し、ビジネスを加速

WASHINGTON (SUSECON 2016)

SUSE®は本日、オープンソースCephベースのストレージ管理フレームワークであるopenATTICを含む、ドイツのIT企業it-novum社の保有するソフトウェア定義型ストレージ管理資産を、自社の成長戦略の一環として買収したことを発表しました。これにより、SUSEはSUSE Enterprise Storageの管理フレームワークとしてのopenATTICの使用を促進し、今後はこれまで以上にシンプルでコスト効果に優れたエンタープライズ・ストレージ管理ソリューションを提供できるようになります。今回の買収で、it-novum社の高度な技術を持つオープンソース・エンジニア・チームはSUSEに参画します。

SUSEのCEOであるニルス・ブラウクマン(Nils Brauckmann)は、次のように述べています。「it-novum社からのopenATTICの買収は、強力な管理機能を必要とする企業向けにソフトウェア定義型のインフラストラクチャ・ソリューションを提供するというSUSEのオープンソース戦略と、方向性が完璧に合致しています。今回の取引は、SUSEの勢いの高まりを明白に示すものであり、当社はこれにより初めて、内部成長と技術買収の両方を通じてビジネスを拡大させています。ストレージ革命は現在進行中です。そして、今後長きにわたってストレージ技術を組み合わせて使用し続けるお客様にとって、エンタープライズグレードのストレージ管理は不可欠な要素です。」

SUSEとit-novum社は今年、SUSE Enterprise Storageの管理フレームワークとなる、openATTIC向けの新たなCeph管理機能の開発に着手しています。Ceph技術をベースとするSUSE Enterprise Storageは、エンタープライズ顧客を対象とし、自己管理機能と自己修復機能を備えたソフトウェアベースの分散ストレージ・ソリューションです。

it-novum社のCEOであるミハエル・キーンレ(Michael Kienle)氏は、次のように述べています。「オープンソースに対するSUSEの取り組みは業界では並ぶものがなく、今回の取引は双方にとって理にかなった一歩です。当社はopenATTICプロジェクトへの取り組み、お客様、エンジニアのことを非常に真摯に考えており、これらをSUSEにお任せすることには、全幅の信頼を寄せています。」

親会社の成長に関する最近の発表や、主要な業界アライアンスの拡大など、SUSEは市場で上昇軌道を歩んでおり、本日の発表もこれに続くものです。

openATTICプロジェクトについて

今回の取引を受け、オープンソース・プロジェクトであるopenATTICのスポンサーシップも、it-novum社からSUSEに移管します。SUSEがスポンサーのopenSUSE Linuxプロジェクトと同様、openATTICプロジェクトは今後も完全にオープンで、コミュニティの参画を広く受け付けています。

openATTICプロジェクトのエンジニアリング・チーム責任者であるレンツ・グリマー(Lenz Grimmer)は、次のように述べています。「私たちは公式にSUSEファミリーの一員となれることを、心から光栄に思います。今回の取引は、チームがこの1年間でプロジェクトに取り入れた変更内容が、正しい方向への歩みとなり、そして、openATTICを取り巻くコミュニティとエコシステムの成長・発展に寄与したことの裏付けです。私たちは、SUSE Enterprise StorageチームおよびSUSEのエンジニアリング部門全体と、より緊密に協力できる日を心待ちにしています。今後は、SUSEのエンジニア陣の持つ深い専門知識と経験を活かすことで、openATTICのCephベースのストレージ管理機能をこれまで以上に進化・拡大できます。私たちがこれまで築きあげてきた、包括的かつオープンな開発プロセスへの取り組みを今後も継続していくとともに、今回の取引によって生まれる新たな機会にも、大きな期待を寄せています。」

今回の買収に関するその他の観点と、SUSEおよび同社の顧客企業に及ぼす影響については、suse.com/communities/blog/suse-making-movesをご覧ください。SUSE Enterprise StorageとopenATTICについての詳細は、suse.com/storageをご覧ください。

<it-novum社について>

it-novum GmbHは、ドイツ・フルダに本社を、ベルリンとウィーンに支店を置く、業界をリードするビジネス・オープンソースの専門企業であり、オープンソースCephベースのストレージ管理ソフトウェアであるopenATTICと、システム管理プロジェクトopenITCOCKPITの発起者です。openATTICは、ストレージリソース管理用のオープンなソリューションであり、OpenStackなどのクラウドシステムでの導入用に設計されています。openITCOCKPITは、Nagios、Naemon、Icingaのいずれにも対応しており、多くの大規模・中規模エンタープライズにとって、監視技術のスタンダートになっています。it-novum社は、ビジネス関連アプリケーションやビジネスクリティカル・アプリケーションの分野のオープンソース・ソリューションのパイオニアです。SAPの認定ビジネスパートナーや、多数のオープンソース・プロジェクトのパートナーにもその名を連ねており、クローズドおよびオープンソースのビジネスアプリケーションをエンタープライズレベルで統合するというアプローチを展開しています。サービス管理(OTRSとi-doitをベースとするヘルプデスクと発券システム)、コンテンツ/ドキュメント管理(AlfrescoとLiferayをベースとするコンテンツのポータル、コラボレーション、検出、制御)、ビジネスインテリジェンス(報告、分析、PentahoとJedox Paloをベースとするデータ統合、Hadoop)などの分野で、同社はオープンソースベースのソリューションを提供し、大きな成功を収めています。it-novum社は、KAP AGから生まれた企業です(2014年に3億8,750万ユーロで売却)。設立は2001年で、以前はKAP AGのIT部門でした。現在の従業員数は75人で、フルダ、ベルリン、ウィーンに事業所を置いています。詳細については、www.it-novum.comをご覧ください。

<SUSEについて>

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、20年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。

■ノベル株式会社について

ノベル株式会社は、Micro Focus Internationalの日本法人です。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。 http://www.novell.com/ja-jp