「kGraftはSUSE Labsの研究開発プロジェクトとしてスタートしたものですが、企業ユーザ向けのLinuxライブパッチツールとして急速に認められつつあります。サーバを1台たりともシャットダウン、あるいはリブートすることなしに、計画外のパッチを迅速かつ高い信頼性で適用できることにより、企業のお客様の環境の安定性、コスト効率、セキュリティを向上できます。この技術は、ミッションクリティカルな環境のアップタイムを改善します」と、SUSE Labsのディレクターであるヴォジテック・パヴリック(Vojtěch Pavlík)は話しています。
kGraftはINT3/IPI-NMI自己修正コード、RCU的なアップデートメカニズム、mcountに基づくNOPスペースの割り当て、標準的なカーネルモジュールのロード/リンクのメカニズムなど、先進的なLinux技術をベースとしています。他のLinux技術の活用により、kGraftとして動作するコードは少量に抑えられています。
パヴリックは本日、Linux Foundationが実施するCollaboration Summit 2014で、kGraftによるライブカーネルパッチについて講演します。SUSEは、共通に使える標準的なカーネルライブパッチのソリューションを生み出すため、kGraftを提出するとともに、Linuxコミュニティと協力していきます。kGraftに関するより詳しい情報とコードのダウンロードについては、http://www.suse.com/kgraft をご覧ください。
◇ノベルおよびネットアイキューについて
ノベル株式会社とネットアイキュー株式会社は、The Attachmate Groupの日本法人です。The Attachmate Groupは、Attachmate、NetIQ、ノベル、SUSEの4事業部を統括しています。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。 Novell, Inc. http://www.novell.com/ ノベル株式会社 http://www.novell.com/ja-jp
NetIQ Corporation http://www.netiq.com/ ネットアイキュー株式会社 http://www.netiq.com/ja-jp
*SUSEは、米国およびその他の国におけるSUSE LLC.の登録商標または商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。