Cluster Heartbeat通信失敗の判断基準について

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環境

SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12

概要

Cluster Heartbeat通信失敗の判断基準について知りたい。

解決策

以下、設定例に基づいた判断基準になります。

  1. token の設定時間(例 token: 5000の場合5秒)以内に、tokenの相手先との通信に失敗すると、コンセンサス(合意)を得るために、consensusの設定時間(例 consensus=6000の場合6秒)待ちます。
  2. consensusの設定時間内にtokenの相手先との通信失敗が解消すれば、Cluster Heartbeatは引き続き監視を続けます。
  3. consensusの設定時間を過ぎてもtokenの相手先との通信失敗が解消しない場合、tokenを送信しているノードは、新しい構成を形成し、STONITHが有効の場合は、STONITHのメカニズムを使ってtokenの通信が失敗しているノードをフェンス(再起動)します。

設定例
# cat /etc/corosync/corosync.conf
:
totem {
    token:    5000
    consensus:  6000
:
}

免責条項

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  • ドキュメント ID:00100055
  • 作成年月日:27-JAN-17
  • 修正年月日:27-JAN-17
    • SUSESUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
      SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12

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