/etc/default/grubに定義したresumeデバイスの情報がinitrdに反映されない
このドキュメント (00100065) の最後に記載の 免責条項 に基づき提供されています。
環境
SUSE Linux Enterprise Server 12
概要
新しく追加したswapデバイスをシステム設定に反映させようと、/etc/default/grubファイルのGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTのエントリのresume=に追加したデバイス名を追加入力。
その後grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfgを実行して設定反映を行った後、initrdファイルを再作成して再起動を実行したところ、追加したswapデバイスがシステムに認識されない。
原因
Initrdの生成時、上記/etc/default/grubに定義したresumeデバイス情報は使用されずに/etc/fstabで定義した内容を使用して生成します。
解決方法
手動でswap情報の設定を行う必要がある場合は、/etc/fstabにも上記GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTのエントリで設定したresume(swap)ディスクの情報を定義します。
※/etc/fstabにディスク情報を反映させる場合はUUID値(デフォルト)で指定します。
関連情報としてこちらのTIDも合わせて参照ください。
swapディスクの交換後、再起動時にswapが有効にならない。
https://www.suse.com/ja-jp/support/jp/kb/tids/00100054/
その後、dracut --force"コマンドを実行してinitrdの再作成をします。
s390x環境の場合は、更にgrub2-zipl-setupを実行してブートレコードへの設定反映をします。
免責条項
このサポート ナレッジベースは、NetIQ/Novell/SUSE顧客、および弊社製品およびそのソリューションに関心のあるパーティへ、情報やアイデアの取得およびそれらの知識を得る為の有効なツールを提供します。 本文書の商品性、および特定目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。
- ドキュメント ID:00100065
- 作成年月日:16-MAY-17
- 修正年月日:16-MAY-17
-
- SUSESUSE Linux Enterprise Server 12
このドキュメントはあなたの問題を解決しましたか? フィードバックを送る