31.1 クイックスタート

ここでは、Apacheをすばやく簡単に設定、起動する方法について説明します。Apacheをインストールおよび設定するには、rootである必要があります。

31.1.1 要件

Apache Webサーバをセットアップする前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

  1. マシンのネットワークが適切に設定されているか。この項目の詳細については、セクション 22.0, ネットワークの基礎を参照してください。

  2. マシンの正確なシステム時間は、タイムサーバとの同期により維持されます。これは、HTTPプロトコルの一部が正確な時間に依存するために必要です。この項目の詳細については、セクション 24.0, NTPによる時刻の同期を参照してください。

  3. 最新のセキュリティアップデートがインストールされています。不明な場合は、YaSTオンラインアップデートを実行します。

  4. ファイアウォールで、デフォルトのWebサーバポート(80)を開きます。ポートを開くには、SuSEFirewall2を設定して外部ゾーンでHTTPサーバサービスを実行できるようにします。これには、YaSTを使用します。詳細については、“Configuring the Firewall with YaST” (Chapter “Masquerading and Firewalls”, ↑Security Guide)を参照してください。

31.1.2 インストール

SUSE Linux Enterprise ServerのApacheは、デフォルトではインストールされません。そのまますぐに実行できる標準の事前定義された設定を使用してインストールするには、次の手順を使用します。

デフォルト設定でApacheをインストールする

  1. YaSTを起動して、ソフトウェア > ソフトウェア管理の順に選択します。

  2. フィルタ > パターンの順に選択し、サーバ機能からWebおよびLAMPサーバを選択します。

  3. 依存関係のあるパッケージのインストールを確認して、インストールプロセスを完了します。

このインストールには、apache2-prefork マルチプロセシングモジュール とPHP5モジュールが含まれています。モジュールの詳細については、セクション 31.4, モジュールのインストール、有効化、および設定を参照してください。

31.1.3 開始

Apacheは、ブート時に自動的に起動することも、手動で起動することもできます。

Apacheを自動的に起動する

  1. Apacheをランレベル3および5でブート時に自動的に起動するには、次のコマンドを実行します。

    chkconfig -a apache2
  2. または、YaSTを起動してシステム > システムサービス(ランレベル)の順に選択します。

  3. サービスの[apache2]および有効を検索します。

    Webサーバがすぐに起動します。

  4. 完了をクリックして、変更を保存します。

    ブート時にランレベル3および5で自動的にApatcheを起動するようにシステムが設定されます。

SUSE Linux Enterprise Serverでのランレベルの詳細について、およびYaSTランレベルエディタについての説明は、セクション 10.2.3, YaSTでのシステムサービス(ランレベル)の設定を参照してください。

シェルを使用してApacheを手動で起動するには、rcapache2 startを実行します。

Apacheが実行中かどうかチェックする

Apacheの起動時にエラーメッセージが表示されなければ、通常、このWeb serverが実行されています。これをテストするには:

  1. ブラウザを起動し、http://localhost/を開きます。

    Apacheが立ち上がって稼動している場合は、It works!で始まるテストページが表示されます。

  2. このページが表示されない場合は、セクション 31.9, トラブルシューティングを参照してください。

Webサーバの起動後は、ドキュメントを追加、必要に応じて設定を調整、およびモジュールをインストールして機能を追加することができます。