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FAQ (よくある質問と答え)

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsとは何ですか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、すべてのSAP HANA、S/4HANA、およびSAP NetWeaverソリューション向けに最適化され、SAP社による検証と認定を受けたOSプラットフォームです。SAP社により検証済みであり、SAPソフトウェアソリューションを実行するための推奨Linux OSプラットフォームとして独自の地位を獲得しています。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、LinuxでSAPアプリケーションを実行するSAPユーザー向けのソフトウェア、保守サービス、サポートサービスで構成されています。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsの核となるのは、最新バージョンのSUSE Linux Enterprise Serverです。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsにはどのようなものが含まれていますか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、エンタープライズサービスの組み込まれたOSプラットフォームであり、ミッションクリティカルなSAPソフトウェアソリューション特有のニーズに対応するよう最適化されています。

この製品には次のものが含まれます。

ソフトウェア

  • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3
  • SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12 SP3
  • 自動フェールオーバー用のSAP HANAリソースエージェント(SAPHanaおよびSAPHanaTopology)
  • SAP HANAシステムファイアウォール
  • ページキャッシュ管理(メモリ管理用に最適化したカーネル設定を含む)
  • SAPアプリケーションのインストールウィザード(OSの設定とチューニングを含め、SUSE Linux Enterprise ServerとSAPアプリケーション内でインストールワークフローを自動化)
  • 専用ストレージボリュームの拡張暗号化管理機能(Key Management Interoperability Protocol (KMIP)をサポート)
  • SUSE Manager統合オプション
  • Microsoft Windows ServerベースのSAP HANAからLinuxベースのS/4HANAへの管理の移行を容易にする環境
  • パブリッククラウド用のSAP HANAおよびアプリケーションプラットフォームイメージ(Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureから利用可能)

サービス

  • SUSE Connectプログラム - SUSEパートナーエコシステムの補完的なSAP製品/サービスにアクセスし、それらをダウンロードして評価することが可能
  • 延長サポートパック - 最新バージョンから1つ前のサービスパックを利用できる重複サポート期間を6カ月から18カ月に延長
  • SUSE Linux Enterpriseプライオリティサポート - 24時間365日対応のサポートをSAP Solution Managerを通じてSAP社とSUSEからシームレスに利用可能、SUSEレベル3エンジニアリングサポートを直接利用可能
  • 専用SUSEアップデートチャネル - SAPアプリケーション特有の機能にパッチ、修正プログラム、アップデートを提供
SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsの利点は何ですか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、Linuxで実行されるSAPソリューションの主要プラットフォームであり、SAP HANAに最適なOSとして推奨およびサポートされています。SAP HANA、S/4HANA、およびSAP NetWeaverの全ソリューション向けに完全に最適化されており、あらゆるミッションクリティカルなSAPワークロードに対応する可用性の高いプラットフォームを迅速にインストールできます。

次のような利点があります。

  • パフォーマンスの向上
  • アップタイムの改善
  • 柔軟なクラウドオプション
  • デプロイメント時間の短縮
  • S/4HANAをデプロイするLinuxへの移行の簡素化
  • SAP HANA向けに最適化
  • 拡張サポートオプション
  • SAP社とSUSEによる統合サポート
  • 互換性の問題が発生しない検証済みスタック
  • 大規模なワークロードをサポート
  • SUSEパートナーとオープンソースコミュニティの補完的なSAP環境向けソリューションに簡単にアクセス

SUSE Linux Enterprise Server for SAP ApplicationsをIBM Power Systemsで実行した場合、どのような違いがありますか?

IBM Powerサーバーは膨大な量のデータ処理向けに設計されています。IBM Powerで利用可能なSUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、SAP HANA on IBM POWER技術を実行したい場合に最適です。運用と保守のコスト削減効果を最大限に発揮し、組み込みのビジネス継続性機能により事業を保護します。SUSE Linux Enterprise Server技術をベースにしており、物理、仮想、およびクラウドのミッションクリティカルなSAPワークロードを強力に処理します。

SAP HANAをPower Systemsで実行したいお客様のために、2つのオプションがあります。リトルエンディアンモードで実行されるIBM Powerサーバーでは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 12 SP1以降が必要です。従来のビッグエンディアンモードで実行されるIBM Powerサーバーでは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 11 SP4が必要です。どちらのプラットフォームの場合でも、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsの次の機能をIBM Power上で利用できます。

  • SUSE HA Resource Agent for SAP HANA
  • ページキャッシュ管理
  • SAP社とSUSEによるプライオリティサポート(SUSEレベル3サポートを含む)
  • SUSE Linux Enterprise Server High Availability Extension
  • SAPアプリケーションのインストールワークフローを自動化するインストールウィザード

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 12 SP3では、次の追加機能を利用できます。

  • フルシステムロールバック
  • サービスパックアップグレードのロールバック
  • ClamAVとSAPウィルススキャンインターフェイス(NW-VSI)の間のCLAMSAPコネクタ
  • 最新のHigh Availability ExtensionおよびHAWKインターフェイス、クラスタの健全性チェックフレームワーク(clustertools2)
  • リモートストレージ暗号化管理
  • SUSE Connectプログラム

SUSE Linux Enterprise Live Patching製品は、現在のところPower Systemsではご利用いただけません。

この製品のサポートの利用方法を教えてください。

電話、Web、CSN、SAP Solution Managerなどの通常のSAPエスカレーションチャネルを通じて、サポートをリクエストしていただけます。サポートリクエストは、SAPサポートリクエストシステムに直ちに割り当てられます。

インストールウィザードはどのように機能しますか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsでは、エンドツーエンドのインストールフレームワークを採用しています。統合および自動化されたガイド付きワークフローを通じて、検証済みSAPソリューションをインストールできます。そのため、インストールプロセスによってSAPアプリケーションのインストールとSUSE Linux Enterprise Serverのインストールがシームレスに統合されます。

このフレームワークは、元はSAPソリューションスタックに含まれていなかったサードパーティ製コンポーネントの統合を可能にするインターフェイスも備えています。インストールウィザードはAutoYaSTをベースとしており、SAPインストーラを起動するAutoYaSTモジュールが組み込まれています。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは仮想化できますか?

はい。SUSE Linux Enterprise Serverをベースとしており、すべての仮想化機能とサポート機能が継承されています。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、SAP社にサポートおよび認定されているSUSE、VMware、Citrixの仮想化ソリューションを使用して仮想化できます。VMwareとPowerVMは、SAP HANAおよびS/4HANAインメモリシステムでサポートおよび検証されています。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsにアクセスしてダウンロードする方法を教えてください。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、www.suse.com/products/sles-for-sapからダウンロードできます。このダウンロードでは、60日間有効の評価版キーが生成され、60日間の保守サービスを利用しながら製品を評価できます。

SUSE Linux Enterprise Serverの認定を受けているISVパートナーアプリケーションは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsでも認定されているとみなすことができますか?

はい。同じバージョンおよびサービスパックのSUSE Linux Enterprise ServerとSUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、同じベースコードを使用しています。このため、SUSE Linux Enterprise Serverで認定されているサードパーティ製アプリケーションは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsでも同様に機能するはずです。

ページキャッシュ管理機能はどのような問題を解決しますか?

SAPアプリケーションの多くは、最適なパフォーマンスを実現するために、大量のメモリを使用するように設計されています。Linuxカーネルは、ファイルシステムのパフォーマンスを向上させるために、アクセス頻度の少ないメモリをページアウトします。こうした最適化機能の競合により、SAPアプリケーションのパフォーマンスが低下します。さらに、アプリケーションがJavaをベースとして構築されている場合は、「ガーベッジコレクション」プロセスにより、パフォーマンスが悪化します。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsでは、専用のページキャッシュ管理機能が開発されているため、ページキャッシュを制御することが可能です。ページアウトされるメモリに制限を設定して、SAPアプリケーションのパフォーマンスを維持できます。この制限は、システムでRAMを使用できる限り有効です。詳細については、www.suse.com/documentation/sles_for_sap/sles_for_sap_guide/data/cha_s4s_configure.htmlをご覧ください。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsはクラウドで実行できますか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、SUSE Linux Enterpriseをベースとしています。SUSE Linux Enterpriseは、クラウドでの機能が実証済みで、SAP HANA Enterprise Cloud、SAP HANA One、SAP HANA Cloud Platform、SAP certified Amazon EC2インスタンスなどのSAPクラウドソリューションとの併用に選ばれているLinuxプラットフォームです。SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 12 SP3には、Amazon Web Services、(SUSE Linux Enterprise Server)、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft AzureのパブリッククラウドサービスにおいてSAP HANAを高い可用性で実行する機能が含まれています。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 12 SP3の新機能にはどのようなものがありますか?

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 12 SP3は、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3をベースとしています。この汎用性の高いサーバーOSでは、マルチプラットフォーム環境に可用性の高いエンタープライズクラスのITサービスをデプロイでき、最善のパフォーマンスとリスク軽減が実現します。

SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3の新機能については、https://www.suse.com/products/server/features/をご覧ください。

SAPユーザーはこの保守リリースでのService Pack 2の修正と次のような新機能および更新機能により、S/4HANAへのマイグレーションの簡素化、SAPアプリケーションデプロイメントの高速化、パフォーマンス向上を目的としたSAP HANAのチューニング、災害耐性とセキュリティが強化されたSAP環境の構築が可能です。このリリースの概要は次のとおりです。

  • SAP環境をより迅速かつ簡単にインストールして設定
    • インストールウィザードでのSAP Adaptive Server EnterpriseとSAP Business Objectsのサポート
    • インストールウィザードでの複数データベースコンテナ対応SAP HANAのサポート
    • 新規および更新された文書
    • SAP HANA Tailored Datacenter Integration (TDI)インストール環境
    • 設定およびチューニングパッケージの無効化
    • CLAMSAPウィルス対策インターフェイスのセットアップと使用
  • 離れた場所にあるデータセンターのデータボリュームを保護する拡張暗号化管理機能が、サードパーティのキーサーバー向けにKey Management Interoperability Protocol (KMIP)業界標準に対応

SUSE Linux Enterprise Server for SAP ApplicationsにSUSE Linux Enterprise Live Patchingは含まれていますか?

ミッションクリティカルなSAPシステムにダウンタイムを発生させずにLinuxカーネルのセキュリティ問題を修正できる理想的なSUSE Linux Enterprise Live Patchingには、別途のサブスクリプションは不要です。

SUSE Connectとは何ですか?

SUSE Connectプログラムでは、SUSEパートナーエコシステムの製品およびサービス一覧からSAP環境向けの補完的なソリューションをダウンロードして評価することが可能です。無料のテストおよび評価用アプリケーションの表示と自動インストールは、SUSE Linux Enterprise Server for SAP ApplicationsのYaSTを使用して実行できます。詳細については、www.suse.com/suseconnectをご覧ください。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP ApplicationsはS/4HANAへの移行をどのようにサポートしますか?

SAP社のS/4HANA戦略は、製品のデプロイメント方法と使用方法を簡素化することです。この戦略の一環で、SAP HANAデータベースとSAP ERP/BPMなどのアプリケーション向けの唯一のOSとしてLinuxをサポートしています。SAP環境用のUNIXに慣れているITシステム担当者は、Linuxの使用方法をすぐに習得できます。しかし、Microsoft Windows Serverのユーザーは、LinuxはWindowsとはまったく異なると感じ、快適に使用できるようになるまでには時間がかかるでしょう。

こうした管理者が短期間で生産性を上げられるように、SUSE Linux Enterprise Server for SAP ApplicationsではMicrosoftリモートデスクトッププロトコルをサポートしています。一般的なWindows ServerタスクをSUSE Linux Enterprise Serverで実行するためにこうした作業環境と管理者向けガイドを組み合わせて使用すれば、LinuxベースのS/4HANA環境に簡単に移行できます。

SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsは、既存のMicrosoftユーザーIDおよびパスワードをサポートする強化されたActive Directory統合機能も備わっているため、セキュリティを新しい環境に移行する時間と労力を省けます。

SAP NetWeaver環境やSAP HANA環境からS/4HANAへのマイグレーションでサポートを必要としているIT部門は、SUSE Connectプログラムに参加しているパートナーのツールやサービスを利用できます。