よくある質問と答え
LTSSとは何ですか?
長期サービスパックサポート(LTSS)は、一般サポートの期間を超えてサポートとサービスを提供する拡張サポートプログラムです。長期サービスパックサポートでは、サービスパックのバージョンアップの際に、データセンターの安定性とセキュリティを保持しながら、現在お使いのオペレーティングシステムのバージョンを長期間維持できます。長期サービスパックサポートを利用すれば、SUSE Linux Enterprise Serverの各主要バージョンに対する標準の10年間サポートに加えて、3年間の拡張サポートを利用できるため、合計で13年間のサポートを利用できます。
このサポートには何が含まれ、何が含まれないのですか?
長期サービスパックサポートの内容は次のとおりです。
- SUSEの受賞歴を誇るサポート組織のご利用(サービスリクエストを無制限に行うことが可能)
- 受付時間と応答時間はサブスクリプションレベルによって異なる
- プライオリティサブスクリプションの場合:08:00-22:00 (弊社営業時間)に利用可能、重大な問題発生時には1時間以内に対応
- スタンダードサブスクリプションの場合:09:00-17:00 (弊社営業時間)に利用可能、重大な問題発生時には2時間以内に対応
- 重大度1 (重大)および2 (高)の不具合の修正1
長期サービスパックサポートには、ソフトウェアの機能拡張リクエストまたはハードウェアへの対応は含まれていません。既存のSUSE Linux Enterprise Serverサブスクリプションへの追加として提供されるものであり、一般サポート終了日以降の新規開発は提供されません。
なぜLTSSを検討する必要があるのですか?
大規模なデータセンターを管理する場合、最新ソフトウェアアップデートのメリットと、重要なシステム要素の変更に伴うリスクおよびコストとのバランスを取る必要があります。また、どのお客様でも最新テクノロジーの利点やハードウェア対応機能をすべて取り入れることが望ましいわけではありません。環境が大規模で複雑な場合は、SUSE製品サポートのメリットを継続して利用しながら、新しいサービスパックへの移行のタイミングを判断できる柔軟性が必要になります。
一般サポートとは何ですか?
SUSEでは、コアサーバープラットフォーム製品に対し、最初に一般利用が可能になった日から10年間の一般サポートを提供します。この期間にSUSEでは、ベーシック、スタンダード、プライオリティの各サブスクリプションを通して、安定性向上、機能拡張、セキュリティの脆弱性の改善のためのパッチや、新規ハードウェアおよびソフトウェアの機能に対応できるようにするためのサービスパックを提供します。
さらに、SUSEでは、製品ライフサイクルの開始から10年間、スタンダードとプライオリティのサブスクリプション契約のお客様を対象に、インストール、環境設定、マイグレーション、障害修正のテクニカルサポートを提供します。原則として、SUSEは、現在販売中の製品版に対してソフトウェアリポジトリを通じてパッチを配布します。
詳しくは、www.suse.com/support/policy/をご覧ください。
拡張サポートとは何ですか?
SUSEでは、プラットフォーム製品の一般サポート終了後、3年間の延長サポートを提供します。この期間は、ベーシック、スタンダード、プライオリティのいずれのサブスクリプションをご契約の場合でも、過去にリリース済みの保守パッチをご利用できます。スタンダードまたはプライオリティのサブスクリプションをご契約の場合、この延長期間に、マイグレーションと環境設定に限定したサポートが受けられます。
詳しくは、www.suse.com/support/policy/をご覧ください。
SUSE Linux Enterpriseのライフサイクルについて教えてください。
SUSE Linux Enterprise製品は、最長で13年間サポートされます。特定の製品のライフサイクル日数については、www.suse.com/lifecycle/をご覧ください。