SUSE、エッジからコアそしてクラウドに至るまで、 お客様のデジタルトランスフォーメーションの課題解決を支援

April 4, 2019


SUSEは新たにオープンなハイブリッドおよびマルチクラウドとアプリケーションデリバリーの革新的機能を発表。 企業は顧客が望む最適な時期、場所、方法で支援することが可能に

NASHVILLE, Tennessee(SUSECON2019)

顧客企業がソフトウェア定義型データセンターを超えて、エッジおよびクラウドコンピューティングを活用するようになるにつれて、SUSE®もその市場と共に進化し、新たなハイブリッドおよびマルチクラウド機能とアプリケーションデリバリーイノベーションにおける革新的な機能を提供します。これにより、お客様が自らの方法と求める速さでデジタルインフラストラクチャのトランスフォーメーションを推進するための支援をします。

SUSEのエンジニアリング、プロダクトおよびイノベーション担当プレジデントであるトーマス・ディ・ジアコーモ(Thomas Di Giacomo)は次のように述べています。「当社のお客様においては、エッジからコアデータセンター、そしてクラウドに至るまでのコンピューティングソリューションに対するニーズが最近特に高まっています。これらのコンピューティングモデルのすべてに対して、技術の境界に遮られることのないシームレスなデリバリーと管理が求められます。SUSEは25年以上にわたりエンタープライズグレードのLinuxを提供してきました。したがって、ソフトウェア定義型インフラストラクチャとアプリケーションデリバリーの両方に対して、顧客ニーズ全体をカバーするように拡張したのは必然的な流れでした。企業が顧客の要求をサポートしながら、自身が求めている最適な時期、場所、方法で自社のデジタルトランスフォーメーションを変革し実行できるようにすることが当社に与えられた使命なのです。」

SUSEはパートナーやコミュニティと協力して、クラウドおよびアプリケーションデリバリーソリューションを提供しサポートします。これにより、お客様はオープンソースのコンテナファーストテクノロジーを介して、オンプレミス、ハイブリッド、およびマルチクラウドなど、どの環境においてもアプリケーションやワークロードを作成、デプロイ、管理することが可能になります。

SUSE Cloud Application Platform 1.4

SUSE Cloud Application Platform 1.4は、Project Eiriniにより、完全にKubernetesネイティブなアーキテクチャの基でCloud Foundry Application Runtimeを導入した最初のソフトウェアディストリビューションとして、今月中に利用可能になる予定です。新しいリリースでは、プラットフォームをマルチクラウド環境にデプロイするためのオプションの数も増えています。SUSE Cloud Application Platformの最新リリース1.4には、以下の機能が含まれます。

  • Project Eiriniの技術を組み込んだ100%KubernetesネイティブのCloud Foundryアーキテクチャを採用。Eiriniにより、広く採用されているKubernetesコンテナスケジューラの大きなメリットを享受すると共に、KubernetesとCloudFoundryの統合を強化することができます。また、お客様はKubernetesまたはCloud Foundry Diegoをコンテナスケジューラとして使用できます。開発者にとっては、どちらを使用しても同様の体験が得られます。
  • 新たに、Google Kubernetes Engine (GKE)とGoogleのマネージドKubernetesサービスをサポートすることにより、マルチクラウドの柔軟性が向上します。このマルチクラウド環境の拡張サポートにより、パブリッククラウド(Amazon EKS、Azure AKS、またはGKE)、SUSE CaaS Platformによるオンプレミス、またはマルチクラウドの組み合わせのいずれの環境でもプラットフォームを使用できるため、お客様にとっての選択肢が広がります。

 

Altorosの社長兼CTOを務めるAndrei Yurkevich氏は次のように述べています。「当社はシステムインテグレータとして、グローバル2000企業が持続可能なテクノロジー主導の競争優位性を獲得する支援をしています。今回SUSEがCloud Foundryにより実現した、運用担当者に対するKubernetesの容易性を開発者にもたらす統合機能に心から期待しています。当社のお客様は、これら2つの技術を一緒に使うことに対し強い関心を示しています。Project Eiriniを組み込むことで、SUSEは統合をさらに最適化し、KubernetesクライアントはCloud Foundryをより迅速に導入できるようになりました。」

 

Kubernetes公認サービスプロバイダ

現在SUSEは、Kubernetes公認サービスプロバイダ(KCSP)として、SUSE Cloud Application PlatformおよびSUSE CaaS Platformアプリケーションデリバリーソリューションを使用する企業に対して卓越したサポートとサービスを提供していますKCSPプログラムは、企業のKubernetes適用を成功に導く豊富な経験を持つ、熟練したサービスプロバイダ層を公認しています。

SUSE OpenStack Cloud 9

今年4月には、最新のエンタープライズ向けOpenStack Cloudプラットフォームも、SUSE OpenStack Cloud 9として提供される予定です。これは、SUSE OpenStack CloudとHPE OpenStackの最高技術を単一ブランドリリースとして統合した最初のバージョンです。OpenStack RockyをベースにしたSUSE OpenStack Cloud 9は、お客様に以下のメリットをもたらします。

  • 新たなCloud Lifecycle Managerを導入し、そのユーザインターフェースを使用して、デプロイ後のクラウド運用を簡素化することでビジネスの敏捷性を高めます。
  • HPE Helion OpenStackからSUSE OpenStack Cloudにシームレスに移行し、成熟し堅牢で安定した実稼働向けのプライベートクラウドを提供します。
  • OpenStack Ironicのサポートを強化することで、従来のワークロードの移行を簡素化し、特定のワークロードパフォーマンスとユースケースのニーズに合わせてベアメタルサーバーをカスタマイズすることができます。

 

Supermicroの上級副社長兼最高製品責任者であるRaju Penumatcha氏は次のように述べています。「Supermicroは2年以上前からSUSEと提携しており、SUSE OpenStack Cloudの最新バージョンのテストに深く関わっています。SUSEのOpenStackに対する専門知識とこれまでの歴史は非の打ちどころがなく、Supermicroのハードウェアポートフォリオと組み合わせることで、コスト削減に役立つだけでなくイノベーションのための理想的なソリューションが提供されます。SUSE OpenStack Cloud 9とSupermicroのハードウェアが一体となることで、SUSEおよびSupermicroの世界レベルのサポート組織に支えられた、真のオープンソース技術に基づく、堅牢で安定した実稼働可能なプライベートクラウドが実現します。」

今週、ナッシュビルで開催されるSUSECONでは、SUSEが「オープン」を単なるオープンソースコードを超えるものとして再定義し、パートナー、お客様、およびコミュニティメンバーのコラボレーションと選択肢に投資していることを提示します。「My kind of open」というテーマで開催されるSUSECONにおいて、SUSEは、どこにでも導入できる柔軟性を備え、デジタルトランスフォーメーションとビジネス成長を推進する最新のソフトウェア定義型インフラストラクチャとアプリケーションデリバリーソリューションのオープン性を実証します。SUSEの事業やソリューションついての詳細は、 suse.com をご覧ください。

■SUSEについて

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性の高いソフトウェア定義型のインフラストラクチャとアプリケーション配信ソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については suse.com をご覧ください。

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SUSEソフトウエアソリューションズジャパン株式会社 広報代理

クレアブ株式会社 担当:宮津

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