SLES HA/SAPHanaSRにおけるフェイルオーバの判断基準について
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環境
SUSE Linux Enterprise 11 for SAP
SUSE Linux Enterprise 12 for SAP
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 12
SAP HANA Replication
概要
SLES HA/SAPHanaSRにおけるフェイルオーバの判断基準について知りたい。
解決策
SLES HA/SAPHanaSRのフェイルオーバは、Scale-Up HANA においてHANA sr_takeoverを行います。
具体的には、systemReplicationStatus.pyの戻り値が"Sync OK" (rc=15)を返す場合、SLES HAはHANA sr_takeoverを行うことが可能です。
一方、landscapeHostConfiguration.pyの戻り値がERROR(1) or FATAL(0)の場合、SLES HAは、PREFER_SITE_TAKEOVERの設定に準じ、レプリケーションのステータス、フェイルカウントなどから、Local RestartやHANA sr_takeoverを行います。
SLES HAが最終的にHANA sr_takeoverを行うかどうかは、landscapeHostConfiguration.pyの戻り値が変更されても、その時点(もしくは直前)でsystemReplicationStatus.pyの戻り値が"Sync OK" (rc=15)である必要があります。
例えば、landscapeHostConfiguration.pyの戻り値がERROR(1)に変更されても、その時点(もしくは直前)でsystemReplicationStatus.pyの戻り値が"Sync OK" (rc=15)であれば、HANA sr_takeoverを行う条件を満たします。それ以外は、HANA sr_takeoverは行いません。
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- ドキュメント ID:00100056
- 作成年月日:27-JAN-17
- 修正年月日:27-JAN-17
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- SUSESUSE Linux Enterprise 11 for SAP
SUSE Linux Enterprise 12 for SAP
SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11
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