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OpenLDAPの設定方法

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環境

SUSE Linux Enterprise 11

概要

OpenLDAPの設定方法について知りたい。

解決策

以下、OpenLDAPの設定例になります。

前提:

下記設定例では、以下のことを前提としています。

- LDAPサーバでは、LDAPサーバのパッケージがインストール済み(デフォルト設定)
 ※ドメインは"dc=site"

- LDAPクライアントでは、nss_ldap、pam_ldapのパッケージがインストール済み

- LDAPSは無効


  1. LDAPサーバ
    設定例)
    1) Yast2>ネットワークサービス>LDAP サーバ

    2) 起動時の設定で以下を入力
     - LDAPサーバの起動で「はい」にチェックを入れる
     - プロトコルリスナーで「LDAP over SSL (ldaps)」のチェックを外す

    3) グローバル設定 - ログレベル設定の順に選択し、「接続、操作、結果のログ」にチェックを入れる

    4) データベースを選択し、dc=siteの管理者DNが「cn=Administrator」に設定されていることを確認

    5) OKをクリック

  2. LDAPクライアント
    設定例)
    1) Yast2>ネットワークサービス>LDAP クライアント

    2) 以下を入力
     -「LDAPを使用する」にチェック
     - LDAPサーバのアドレスを入力
     - LDAPベースDNを入力 例 dc=site
     -「LDAP TLS/SSL」のチェックを外す
     -「ログイン時にホームディレクトリを作成します」にチェック

    3) OKをクリック

    4) テスト用にユーザ登録
     # cat test1.ldif
     dn: cn=test1,dc=site
     objectClass: posixAccount
     objectClass: inetOrgPerson
     objectClass: organizationalPerson
     objectClass: person
     objectClass: top
     cn: test1
     uid: test1
     sn: test1
     uidNumber: 5001
     gidNumber: 5001
     homeDirectory: /home/test1
     loginShell: /bin/bash
     userPassword: password

     # ldapadd -x -h <LDAPサーバのIPアドレス> -D cn=Administrator,dc=site -w <パスワード> -f test1.ldif

    5) 以下のコマンドを実行し、登録したユーザが表示されることを確認
     # getent passwd

    6) 登録したユーザが検索できることを確認
     # ldapsearch -x -h <LDAPサーバのIPアドレス> -D cn=Administrator,dc=site -s sub cn=test1 -b dc=site -w <パスワード>

  3. ログイン確認
    1) コンソール(GNOME)からtest1ユーザでログイン

    2) LDAPクライアント上でsuコマンドを実行
     # su - test1

    3) teratermからログイン
     ユーザ名 test1
     「チャレンジレスポンス認証を使う」にチェックを入れる
     パスワード test1.ldifで設定したパスワードを入力

免責条項

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  • ドキュメント ID:00100022
  • 作成年月日:30-OCT-15
  • 修正年月日:26-JAN-16
    • SUSESUSE Linux Enterprise 11

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