LXC(Linux Containers) 仮想マシンの作成方法

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環境

SUSE Linux Enterprise 12

概要

LXC(Linux Containers) 仮想マシンの作成方法について知りたい。

解決策

以下の作業を実施します。

  1. SLES12 DVDをマウント

  2. YaST2>仮想化>ハイパーバイザーとツールのインストールの順に選択

  3. libvirt LXCコンテナのlibvirt LXCデーモンにチェックを入れ、[了解]を選択

  4. 以下のメッセージが表示されたら、[インストール]を選択

     次のパッケージをインストールする必要があります:
     python-gtk
     virt-manager
     virt-viewer

  5. ネットワークブリッジの設定で「既定のネットワークブリッジを設定しますか?」が表示されたら、[はい]を選択

  6. ネットワークブリッジ設定後、[OK]をクリック

  7. コンテナ用のルートファイルシステムを作成します。

     例)
     # mkdir /work  # virt-create-rootfs --root /work --distro SLES-12.0 -c <アクティベーションコード>

  8. 次のコマンドを入力し、仮想マシン用のユーザ(root、operator)のパスワードを設定

     # chroot /work
     # passwd
     # user -m operator
     # passwd operator

  9. YaST2>仮想化>仮想マシンマネージャの順に選択

  10. 仮想マシンマネージャのメニューから、ファイル>接続を追加>ハイパーバイザー:LXC (Linux Contailner)の順に選択し、[接続]をクリック

  11. 仮想マシンマネージャのメニューから、ファイル>新しい仮想マシン>オペレーティングシステムコンテナーにチェックを入れ、[進む]をクリック

  12. ステップ7.で作成したコンテナ用のルートファイルシステム(/work)を入力し、[進む]をクリック、画面に従って入力して、[完了]をクリック

  13. 仮想マシンが起動されたら、rootユーザでステップ8.で設定したパスワードでログインできることを確認

  14. いったん仮想マシンをシャットダウン

  15. ターミナル画面を開いてネットワークを設定

     例)
     # vi /work/etc/sysconfig/network/ifcfg-eth0
     BOOTPROTO='static'
     STARTMODE='auto'
     IPADDR='192.168.124.5'
     NETMASK='255.255.255.0'

  16. 仮想マシンを起動し、rootユーザでログイン後、step14.で設定した内容が反映されていることを確認

     # ifconfig

 

注意事項:

ステップ15.の仮想マシン内のネットワーク設定で設定内容が反映されないという不具合(bug#904432)が報告されています。
詳細につきましては、弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。

 

参考:
Setting Up LXC Distribution Containers
https://www.suse.com/documentation/sles-12/book_virt/data/sec_lxc_setup_container.html

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  • ドキュメント ID:00100002
  • 作成年月日:12-DEC-14
  • 修正年月日:12-DEC-14
    • SUSESUSE Linux Enterprise 12

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