SUSE、SAPソフトウェア上でのワークロードの実行において、ダウンタイムをゼロに近づける新機能を発表

October 4, 2017


「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」で、SAPソリューションの高可用性/ディザスタリカバリ機能を新たにサポート

PRAGUE, Czechia (SUSECON 2017)

SUSEは本日、高可用性/ディザスタリカバリ・ソリューション向けの新しい機能を提供し、SAPソフトウェアのユーザー向けの製品群をさらに強化したことを発表しました。

SAP HANAのスケールアウトされたクラスタ上で、自動的に処理を継続する機能を追加

SUSEは今後、ユーザーとアプリケーション向けに、自動的に途切れずに処理を継続する機能を提供することで、SAP HANA®プラットフォーム、およびSAP HANAのスケールアップされたノードとスケールアウトされたクラスタ間のデータ複製を補完することが可能となります。同サービスは、SAPソリューション向けの業界をリードするプラットフォーム「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」の一部となります。

SAP NetWeaver 7.40での高可用性クラスタの認定と保守の強化

SAPはこのたび、SAP NetWeaver®技術プラットフォームで実行される高可用性クラスタの管理について、SUSEのテクノロジーを認定しました。この認定「NW-HA-CLU 7.40」は現在、Intel/AMD x86-64プロセッサ搭載サーバに対応しており、次期四半期にはIBM Power Systems(ビッグエンディアンとリトルエンディアンの両方)をサポートします。これに伴い、SAP NetWeaverカーネルの透過的なローリングアップデートが可能となります。SAP NetWeaverの高可用性機能のサポートは、これまでも利用可能でしたが、SUSEは今後、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsを通じ、SAP NetWeaver 7.40以上もサポートしていきます。

SUSEのグローバル・アライアンス担当バイスプレジデントであるナジ・アルマームード(Naji Almahmoud)は、次のように述べています。「SUSEは今後、SAPソフトウェア上で実行されるワークロード向けに、認定済みのニアゼロ・ダウンタイム技術をサポートしていきます。新興でかつ急速に進むオープンソース・イノベーションを取りまとめ、エンタープライズ仕様の高信頼性ソリューションを作り出すことは、SUSEの専門分野です。ニアゼロ・ダウンタイム機能の保証に向けて、SUSEはSAPと緊密に連携しており、ミッションクリティカルなワークロードを実行されるお客様には、これまで以上にご信頼いただけると期待しています。」

SAPソリューションと顧客企業のワークロードに対するSUSEのサポートについての詳細は、suse.com/products/sles-for-sapsuse.com/sapをご覧ください。

SUSEについて

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性と相互運用性に優れたLinuxおよびクラウドインフラソリューションを提供しています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細につきましては、https://www.suse.com/ja-jp/ をご覧ください。