SUSE、コンテナやクラウド環境に対応したワークロードのサポートによりストレージを変革し、お客様の革新、競争、および成長を支援

May 24, 2019


SUSE Enterprise Storage 6は、パブリッククラウドとの連携やデータ保護機能を強化し、Ceph技術をもとにしたエンタープライズ向け汎用ストレージを実現

BARCELONA, Spain

SUSE®は本日、Cephテクノロジーを搭載したソフトウェアデファインドストレージソリューションの最新リリースであるSUSE Enterprise Storage 6を発表しました。この新たなSUSE Enterprise Storageに備わるコンテナやクラウド環境のワークロード対応や、パブリッククラウド連携の向上、およびデータ保護の強化に重点を置いた新機能により、IT組織は変化するビジネス要求にシームレスに対応しながらIT運用コストを削減することが可能になります。

 

SUSEでアメリカ担当CTOを務めるブレント・シュローダー(Brent Schroeder)は次のように述べています。「SUSEは、SUSE Enterprise Storageに代表されるアジャイルなオープンソースソリューションでデジタル変革を推進し、企業が継続的に革新し、競争し、成長することを支援しています。当社はコミュニティと協力して、誰もが利用できる革新的なテクノロジーを開発し、テストし、堅牢化することで、エンタープライズ環境向けソリューションを提供します。コストを削減し、ベンダー固有ハードウェアを使わずに、真にオープンで統合されたインテリジェントなソフトウェアデファインドストレージソリューションにより、お客様のエンタープライズストレージインフラストラクチャを変革することを目指しています。SUSE Enterprise Storage 6には、Cephを「エンタープライズ向け汎用ストレージ」にするというSUSEの継続的な取り組みが確実に反映されています。」

 

メイン大学は、SUSE Enterprise Storageを利用することで、さまざまな研究プログラムを支えるHPC環境をサポートしています。メイン大学のスーパーコンピュータエンジニアであるスティーブ・カズンズ(Steve Cousins)氏は、次のように述べています。「SUSE Enterprise Storageは、すでに当大学の数々のディープラーニングプロジェクトに顕著な改善をもたらしています。そのうちのひとつに、単一ディレクトリに200万ファイルを配置する必要があるプロジェクトがあります。これらのファイルをSUSE Enterprise Storageに保管すると、以前のストレージソリューションと比べてパフォーマンスが10倍以上も向上しました。SUSEソリューションの安定性と管理のしやすさのおかげで、ライブデータとアーカイブデータの管理に費やす時間が大幅に短縮され、大学内の研究チームは、当大学に新たな価値を生み出し、人々の暮らしを一変させる研究プロジェクトに専念できるようになったのです。」

 

CephのNautilusリリースに基づいたSUSE Enterprise Storage 6は、以下の機能により変化するビジネス要求に即座に適応することが可能になります。

  • ストレージシステムの個別管理を解消することでイノベーションが加速され、さまざまな種類のデータに簡単にアクセスできるようになると共に、最先端の検索および分析ツールを使用することで、データから情報を迅速に抽出します。
  • アプリケーションの可用性を最大化する、高速できめ細かいバックアップにより、低コストのパブリッククラウドリソースを活用しながらデータ保護を強化します。
  • ストレージインフラストラクチャの一部としてパブリッククラウドリソースを直ちに、容易に活用する機能により、変化するビジネス要求へすばやく対応します。

 

また、以下の機能によりIT運用コストを削減することが可能です。

  • ポリシーに基づき、すべての階層のストレージ間でデータを自動的かつ効率的に移動する機能によって、データ配置を最適化することにより、必要なときに重要なデータに確実にアクセスできます。
  • コンテナ化されたワークロードやクラウド対応のワークロードがどこに存在していても、それらのすべてのストレージ要件を満たす単一のスケーラブルなストレージソリューションにより、IT効率が大幅に向上します。

 

「SUSEがSUSE Enterprise Storage 6によってクラウドとコンテナに一層注力していることは、今日の企業が進むべき方向に合致しています。組織はクラウドテクノロジーを活用するためにITインフラストラクチャを変革しようとしています。しかし、たとえデータ量の増加に取り組んでいるとしても、現状の変革には力強さとスピードが欠けています。SUSEのソフトウェアデファインドストレージは、システム変革の課題を排除し、クラウド統合をシンプルに行い、変化するビジネスニーズを満たすために迅速に革新する力を企業に与えることによって、トランスフォーメーションを容易にすることが可能です。」とEnterprise infrastructure Practice部門, IDCのリサーチディレクターであるアミタ・ポトニス (Amita Potnis) 氏が述べています。

 

Thomas-Krenn.AGのセールス担当副社長であるフランク・フィーダー (Frank Feder)氏も、次のように述べています。「独立系サーバーメーカーのThomas-Krennは、2015年という早い時期に、世界初のSUSE Enterprise Storage用ハードウェアアプライアンスをリリースしました。この時からSUSEソフトウェアデファインドストレージソリューションと共に新たな取組を始めたのです。SUSE Enterprise Storage 6のリリースにより、両社のパートナーシップは次の段階へと発展します。Thomas-Krennのテクニカルセールススタッフは全員がSUSE認証を受けており、信頼性、拡張性の高いハードウェアだけでなく、専門家によるコンサルティングサービスや、革新的な個別ソリューションにおいても、お客様の高度な要求を満たす準備が整っています。」

 

SUSE Enterprise Storage 6は、本年6月にリリースする予定です。SUSE Enterprise Storageとともに利用可能なワールドクラスのサポートおよびプロフェッショナルサービスの詳細については、suse.com/storageをご覧ください

 

 

SUSEについて

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性の高いソフトウェアデファインドインフラストラクチャとアプリケーションデリバリソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年以上の歴史を誇り、これを支える製品とサポートは、お客様企業が複雑なシステムを管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、お客様が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細については suse.com をご覧ください。

 

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