SUSE、CaaS Platformを強化しKubernetesの活用を促進

June 19, 2018


SUSEのソリューションがデジタル経済の需要に応えるアプリケーションデリバリーを加速

NUREMBERG、ドイツ

SUSE®は本日、SUSE CaaS Platform 3を発表しました。同ソリューションの進化により、デジタル経済に対応するモダンアプリケーションのデリバリーを加速します。SUSE CaaS Platformは、すべてを備えたエンタープライズクラスのコンテナ管理ソリューションです。アプリケーション開発およびDevOpsチームに対して、コンテナベースのアプリケーションとサービスをより簡単に導入、管理、拡張できるようにすることでKubernetesの革新を実現します。

 

SUSEは、SUSE CaaS Platformにより、類まれなオペレータエクスペリエンスを提供することに最善を尽くしています。SUSEは、インフラストラクチャ、システム、プロセスインテグレーション、プラットフォームセキュリティ、ライフサイクル管理、およびエンタープライズクラスのサポートにおける卓越した能力によって、ITオペレーションチームがユーザにKubernetesのパワーを迅速、安全、かつ効率的に届けられるよう支援します。

 

「現在のデジタルトランスフォーメーション時代において、IT組織はかつてないほど機敏に動く事の必要に迫られています。」と、SUSEの製品/技術プログラム担当バイスプレジデントであるジェラルド・フェイファー(Gerald Pfeifer)は述べています。「適切に導入されたKubernetesは、敏捷性をもたらします。しかし、アプリケーションチームがKubernetesを使用する前に、そのプラットフォーム自体を導入しなければなりません。そして確実に管理、制御、維持する必要があります。SUSE CaaS Platformは、プラットフォームオペレータだけでなくプラットフォームユーザーも念頭に置いて設計された完全なソリューションであり、これにより企業はKubernetesをより簡単に導入し利用できるようになります。」

 

ITソリューションプロバイダのBS Company SrlのCEO/CTOである マッシモ・モンテッキ(Massimo Montecchi)氏は次のように述べています。「当社にとって、Kubernetesに命を吹き込むということは、単にソフトウェアをインストールして起動するだけではありませんでした。そのプラットフォームを、システム、プロセス、およびクラウドインフラストラクチャを含む大規模IT環境に統合する必要がありました。しかし、SUSE CaaS Platformを使用することでこの作業を大幅に簡略化することができました。Kubernetesを迅速に稼働させるのに極めて有用だったのです。また、SUSE CaaS Platformは、常に進化するテクノロジーとイノベーションの時代に不可欠な、エンタープライズクラスの信頼性と柔軟性をもたらしてくれました。」

 

SUSE CaaS Platform 3は、クラスタ最適化の選択肢を広げ、より効率的で安全なコンテナイメージ管理を新たにサポートし、長時間実行されるワークロードの導入と管理を簡素化します。顧客に対して以下の機能を提供します。

 

  • 拡張されたデータセンター統合とクラスタ再構成オプションを使用してクラスタ構成を最適化します。Kubernetes環境の設定は、プライベートとパブリッククラウドストレージの改善された統合機能と、Kubernetesソフトウェアロードバランサの自動展開により簡素化されます。また、新しいSUSEツールチェーンモジュールにより、顧客はMicroOSコンテナオペレーティングシステムをチューニングしてカスタム構成をサポートすることができます。新しいクラスタ再構成機能により、スタートアップクラスタをスケーラブルで可用性の高い環境に進化することができます。

 

  • ローカルのコンテナレジストリにより、コンテナイメージをより効率的かつ安全に管理します。顧客は外部レジストリからコンテナイメージを一旦ダウンロードしてから、ローカルレジストリにコピーを保存することで、クラスタ内のすべてのノード間で共有することができます。外部レジストリではなく内部プロキシに接続し、リモートサーバではなくローカルキャッシュからダウンロードすることで、クラスタノードがローカルレジストリから信頼できるイメージを取得する際のセキュリティとパフォーマンスが向上します。さらに、Kubernetes専用に設計された軽量のCRI-OコンテナランタイムがSUSE CaaS Platform 3に導入されています。

 

  • Kubernetes Apps Workloads APIを使用して長時間実行されるワークロードの導入と管理を簡素化します。一般的にこのAPIは、通常タイプのワークロードのオーケストレーション(自己修復、スケーリング、更新、終了)を容易にします。

 

Cloud Native Computing Foundation(CNCF)のエグゼクティブディレクターであるダン・コーン(Dan Kohn)氏は次のように述べています。「SUSE CaaS Platformに代表されるCNCFコミュニティが発信する革新は、Kubernetesの能力をより多くのエンタープライズ開発者に提供し、組織は簡単に独自のクラウドネイティブ環境を導入し管理することが可能になります。」 SUSE CaaS Platformの詳細については、suse.com/caasをご覧ください。

SUSE CaaS Platformの詳細については、suse.com/caasをご覧ください。

 

SUSEについて

SUSEは、オープンソースソフトウェアのパイオニア企業であり、信頼性の高いソフトウェア定義型のインフラストラクチャとアプリケーション配信ソリューションを提供することで、企業のコントロール能力と柔軟性を高めています。その卓越したエンジニアリング能力、圧倒的品質のサービス、他の追随を許さないパートナーエコシステムは、25年以上の歴史を誇り、これに裏打ちされた製品とサポートは、顧客企業が複雑な要素を管理し、コストを削減し、自信を持ってミッションクリティカルサービスを提供できるよう支援しています。また、長期的な関係を構築することで、現在および将来にわたり、顧客が成功する上で欠くことのできない、より高度なイノベーションの開発・提供を実現しています。詳細についてはsuse.comをご覧ください。

###

著作権 2018年 SUSE LLC。不許複製。SUSEおよびSUSEのロゴは、米国およびその他の国におけるSUSE LLCの登録商標です。すべてのサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。